HARUNA MAEBA

前に出ることで、共存共栄の調和のとれた社会への発展を目指し、思いやり真心を育てるチャレンジをしています。

「みんなに歌を聴いてもらえる歌手になりたいです。」

HARUちゃんが、私たちに教えてくれることは、「好き」という気持ちの持つ力のパワー
「歌いたいです。越生なら、一人で行けます。行ってもいいですか?」

それまで無口だったHARUちゃんが、勇気を振り絞って言いに来たあの日を忘れない。
え?なになに?と思わず聞き返してしまった。
確かに、歌が上手で歌詞もすぐ覚えてしまう。
音程を取るのが上手でリズム感も誰よりもよかった。
これから先もずっとこのメンバーでコーラスを続けたいと思っていたけれど、事情で引っ越しを決断した時だった。

ハンガリーから戻ってすぐに結成した調和人の音楽団(ハルモニアンシンフォニー)は一時解散。
そのあと、少ししてからだった。
私たちの引っ越し先は関係者しか知らない時だったのに、誰からきいたの?

一人で決めさせるわけにもいかない。
本気度は伝わってきたのでまずは、ご家族にご挨拶に伺うことにした。

ご家庭を尋ねると、小さな頃からお父様と二人暮らしだったことがわかった。
以前から、出演には、お父様の許可は得ていたものの、HARUちゃんが2歳になる前からお父様と二人で生活してきたことをお父様が話してくださった。
友人の肩代わりをしたお父様は、友人のお店を継ぎ、HARUちゃんはレジの後ろでお父様と一緒に過ごしてきたそうだ。
休みはなく、たまの休息は、一緒に公園で歌を歌ったりしてきたそう。

「俺も、好きなことはやらせてやりたくて、カラオケに二人で行くこともあって、俺が言うのもなんですが、いい声で歌うんですよ!」
と少し誇らしげな感じでお話をされたあと、深々と頭を下げられて、こういった。

「春菜は、障害者だけれども、どこに出しても恥ずかしくないように、俺が万が一、いなくなっても一人でしっかり生きていけるよう教育してきたつもりです!強く育ててきました!だから、先生方よろしくお願い致します!俺も協力しますよ!」と。

これが、2019年の2月でした。

『障害があるからじゃない!』障害という言葉を外して、みなさんにHARUちゃんとHARUちゃんの歌に出会って欲しい<私たちのスタンス>

HARUちゃんは生徒ではなくて仲間という同志です。
レッスンでは不必要なことを強いてHARUちゃんの心を潰さないように、のびのびと気持ちよく歌い続ける中で、美しさを探求していけるように、HARUちゃん自身が自分で自分の歌を広げていけるように、歌の指導にはKuniko先生もかなり気をつけています。

HARUちゃんが本気なのに私達も中途半端には付き合えません。
何度もHARUちゃんと歌うことについて話し合ってきました。

HARUちゃんが歌う時、聴く人、聴きたいと思う人がHARUちゃんが障害を持っていなくても関係なくHARUちゃんの歌に癒されて欲しい!HARUちゃんの存在に勇気をもらって欲しい!私たちとHARUちゃんの共通の思いです。

トレーナーとして松澤も、指導を続けてきて感じることは、このコロナを機にHARUちゃんの本気のレバーが入ったことです。
会えない、レッスンができない状態の中で、ZOOMもオンラインも難しかったので、電話での30分のレッスンとトレーニング指導を週2回〜3回続けました。
ちゃんと前日には、HARUちゃんからメッセージがきます。
「明日もよろしくお願いします!」

この子、本当に障害があるのかな?そのくらい歌に対して誠実に向き合ってきます。

新しい曲の歌詞も、英語の歌詞でさえ2,3回でマスターしてしまいます。
対面レッスンになり家に着くと「無事に帰りました。今日もお世話になりました。」とメッセージがきます。

コロナの期間を乗り越え、対面を再開した時に、自分でトレーニングができるようお誕生日にミニーリングをプレゼントしました。
ちゃんと自主トレメニューも続けているのは会うたびに感じます。
確実に、顔も身体も変わってきました。

これからも私たちは、HARUちゃんと一緒に様々な<可能性>を育てていきたいと思っています。
HARUちゃんと私たちはともに、このプロジェクトでチャレンジし続ける同志です。

HARUちゃんの夢・私たちの夢

HARUちゃんの夢は、ドバイで歌うということ。
そしてもう一つの夢は、CDを出すこと。

そして、私たちとのもう一つの夢は、ハンガリーの障害者オーケストラ「パラフォニア」に会いに行くこと。
彼らに出会わせたい。レイカ先生にHARUちゃんを繋げたい。
「パラアフォニア」のみんなにもHARUちゃんの美しい歌声を聴かせたい。日本の中だけに囚われず世界のアーティストたちに出会ってもらいたい。

 

「この子には、神様が歌わせているんです!」

黒山三滝不動尊の滝守のご住職が、HARUちゃんを一目見たときに、HARUちゃんが歌を歌うことも知らないのにこんな風におっしゃいました。
2019年8月1日ガイアの饗宴でのソロデビュー前でした。
私は、驚愕でしたが、HARUちゃんは、うれしそうに微笑んで滝守のご住職をみていました。

HARUちゃんプロフィール

好きな色はピンク
好きな食べものはエビ
好きな動物は犬と猫
好きな曲は「アメージンググレイス」と「ひこうき雲」
好きな場所は越生
好きな本は「犬と私の10の約束」
行ってみたい場所はドバイ

歌が好きな理由は、小さい頃CDの音楽を聴いてから。
歌っている時に感じる気持ちは、「歌っていると気持ちが落ち着く」

HARUとローマ字にしたのは、世界の人たちに名前を覚えてもらうためです。

HARUちゃんとHARUちゃんパパと私たちの本当のチャレンジ

HARUちゃんが練習に来るのに町を歩いていると、「HARUちゃんに食べさせてあげたくて!」と町の方が差し入れを持ってきてくださったり、インフルエンザの時期には、「HARUちゃんそっくりな子が病院にいたけど、HARUちゃん大丈夫ですか?」と隣町の方が気にかけて連絡をくださったり、こういう世の中を私たちは作っていきたいのです。

障害がある人とない人が、ともに助け合える世界です。
障害があるから危ないから、ではなくて。悪い奴に悪いことをさせない世の中を作りたい!リスクはあるかもしれない!
でも、それよりも何よりもこの先の地球にとって私たちが体を張ってやっていけること、地球の子供たちに豊かな未来を繋ぎたい。

でも、障害のある皆さんから私たちが受けている恩恵ってものすごく大きなものがあるんです。
だから、共存共栄できる世の中を子供たちに繋げていきたいんです。

壁や枠をつくると安心な気がするのかもしれませんが、それは世界を狭め、可能性を閉じ込めているともいえます。
目指すところが同じであれば、お互いを理解しあい、認め合うことから助け合い、繋がりあって世の中に良き変化を起こしていくことができるのだと信じて、これからも私たちは歌っていきます。

これからも応援、よろしくお願いいたします。

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2020年10月4日

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