「黒山はね、昔は、それはそれは賑やかだったのよ。
わたしが、まだ少女だった戦中に毎月、市が立ってね。
越生は、とっても栄えていて毎日が祭りみたいだったのですよ。」
これは、
私たちが、ここに越してきてしばらくして あるおばあさんから聞いたお話。
ここに越してきた翌年(2019)の夏、第1回「ガイアの饗宴」のツアースタートに向け
戦時中を知るたくさんの方々へインタビューをしてた頃。出会ったおばあさんのお話。
「信じられない!そうなですか??黒山が???」
私たちは、目をひんむいてその話を詳しく聞いた。
昔の黒山は、林業で大変に栄えていて
温泉もあったので、湯治場として賑わっていたそうだ。
パチンコ屋さんもあって、お土産やさんもたくさんあって
旅館には、文豪がたくさん訪れ、夜な夜な酒盛りをして
大人たちがとっても楽しく過ごしていたのだとか。
私たちが越してきた当初(2018年、2年前)の黒山は、
そんな片鱗もなく寂れ、観光客は愚か、人っ子ひとり歩いていない。
移転届を出しに行ったとき
役場の人に、「本当に、あそこに住むんですか?」と驚からたほどの
閑散とした場所だった。( それがよくて引っ越したのだけど。)
だから、とてもじゃないけれど信じられない話だった。
でも、よく調べていくと尾張三平さんによって
この地が栄えていた形跡がどんどん見つかってきた。
面白い!!
地域の方々に話を聞くと、皆さん楽しそうに当時の話をしてくださる。
そんな みなさんの笑顔を見ると、
「 もう一度、賑わう黒山をみてみたい!地域の方々が喜ぶ笑顔を見てみたい!」
そんな気持ちになった。
古き良き文化を大切にしてる この地域を 一人でも多くの人に知ってもらいたい。
そんな思いが沸き上げってきた。
私たちは、早速 この大好きになった黒山の地が
「再び希望に満ちた場所にしたい」一心で、勝手に動き始めた。
それを 後押ししてくれるように、黒山のご近所の皆さんはじめ
たくさんの方々が、ご協力してくださり
急なことにもかかわらず出店者も各地からも駆けつけてくれた。
町内、近隣だけでなく
長野や東京からも 出店してくださるアーティストさんたちが 集まった。
そして、思い立ってから たった1か月半で
翌月には、最大のコンサートツアー「ガイアの饗宴」が控えているのに
開催してしまったのが、このニッポンのマルシェ黒山市場だった。
更には、当プロジェクトあるあるだけれど、せっかくなので音楽会も開催した。
音楽会に合わせて
関東甲信越からも生徒さんやピアニストや声楽家や音楽関係者も集まり
マルシェに足を運んでくれ、黒山三滝とその滝開きに感激された。
この滝開きの行事を 70年以上、絶やさず毎年行ってきたこの土地の人たちだからこその驚き。
「 黒山に、人がこんなに沢山来ているなんて、いったい・・・」
まさに、黒山の人だかりが再現された日だった。
我ながら、すごい反響だった この「ニッポンのマルシェ黒山市場 」
実は、これは、コンサートを行う際に、経済圏を構築する試みとして行う兼ねてからの企画だった。
正直、コンサートというのは 儲かりません。
金銭面だけでなく 大変です。疲弊してきたからこそ チャレンジできたこの企画でもあるのです。
これから始まる「ガイアの饗宴全国ツアー」では、
開催するその土地の方々と その土地にまつわる作家さんや農家さんや商店の方々と
コンサートと抱き合わせで
「ニッポンのマルシェ○○市場」なんてできたら、主催者も土地の人も来場者も
みんながハッピーになれる経済圏がつくれる!と思って、トライアルで開催したのがこの企画です。
新参者の勢いで
みなさんのお力を借りて、カタチにした伝説の市場でした。
全力で支えてくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました
この日駆けつけてくださいました
たくさんの皆さん、本当にありがとうございました
また、いつかやりたいね。
(このページは、コロナが蔓延する直前に作成されたページです。 現在、ツアーは中断中です。 )









