「黒山はね、昔は、それはそれは賑やかだったのよ。
越生はわたしが、まだ少女だった戦中に毎月、市が立ってね。
とっても栄えていて毎日が祭りみたいだったのですよ。」
これは、
私たちが、ここに越してきてしばらくして あるおばあさんから聞いたお話。
ここに越してきた翌年の夏、第1回目のガイアの饗宴に向け戦時中を知るたくさんの方へインタビューをしてた頃、出会ったおばあんのお話。
「信じられない!そうなですか??黒山が???」私たちは、目をひんむいてその話を詳しく聞いた。
昔の黒山は、林業で大変栄えていて
温泉もあったので湯治場として賑わっていたそう。
パチンコ屋さんもあって、お土産やさんもたくさんあって
旅館には、文豪がたくさん訪れ夜な夜な酒盛りをして
大人たちがとっても楽しく過ごしていたのだとか。
この話を聞いた2年前の黒山は、
そんな片鱗もなく寂れ観光客など見たこともなかった。
だからとてもじゃないけれど信じられなかった。
でも、よく調べていくと尾張三平さんによって
この地が栄えていた形跡がどんどん見つかってきた。面白い!!
町の人に聞くと、皆さん楽しそうに当時の話をしてくださる。
そんなみなさんの絵が青を見ると、もう一度、賑わう黒山をみてみたい!
古き良き文化を大切いしてるこの地を一人でも多くの人に知ってもらいたい。
そんな思いが沸き上げってきた。
私たちは、早速この大好きになった越生町を盛り上げたいと思う一心で動き始めた。
それを後押ししてくれるように、黒山の皆さんはじめたくさんの方が
ご協力してくださり急なことにもかかわらず出店してくださった。
町内、近隣だけでなく長野や東京からも出店してくださるアーティストさんが集まった。
そして、思い立ってからたった1か月半後、
翌月には最大のコンサートである「ガイアの饗宴」が控えているのに開催してしまったのが、このニッポンのマルシェ黒山市場だった。
せっかくなので音楽会も開催した。
音楽会に合わせて関東甲信越からも生徒さんやピアニストや声楽家や音楽関係者も集まりマルシェに足を運んでくれ、黒山三滝に、滝開きに感激された。
この滝開きの行事を絶やさず毎年行ってきたこの土地の人だから驚く。
「こんなに黒山に人が来ているなんていったい・・・」
我ながら、すごい反響だったこのニッポンのマルシェ黒山市場
これは、コンサートを行う際に経済圏を構築する試みとして行いました。正直、コンサートというのは儲かりません。
というか金銭面だけでなく大変です。疲弊してきたからこそチャレンジできたこの企画。
これからガイアの饗宴全国ツアーで開催するその土地の方々とその土地にまつわる作家さんや農家さんや商店の方々と
コンサートと抱き合わせで「ニッポンのマルシェ○○市場」なんてできたら、主催者も土地の人も来場者もみんながハッピーになれる経済圏を作りたい!と思って開催したのがこの企画です。
新参者が、勢いでみなさんのお力を借りて、カタチにした伝説の市場でした。
全力で支えてくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました
この日駆けつけてくださいましたたくさんの皆さん、本当にありがとうございました
また、いつかやりたいね。
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